Buddhan & Buddhy 仏壇ニューヨークへ行く
仏壇デザイナー兼職人が仏壇の技術を使ってアート活動を展開しています。2008年9月・ニューヨークでの個展に向けた作品制作などを日記にしています。

自分の幸福論

兄に子供が生まれました。
埼玉で暮らしているので年に何度も会えないだろう。
明日、母が尋ねに行くそうだ。
母親は本当にうれしそう。


結婚して13年目だが、僕には子供がいない。
2人いる兄には2人づつ子供がいる。
長兄の子供は僕になついてくれている。
子供ってのは可愛い。
話をしていても自分の想像してる答えではない事を答えてくれる。
意外と子供の意見ってのは作品のヒントになったりする。


実際、人が入れる仏壇「カンタカ」は伝統工芸の勉強にきた小学生の一言がヒントになっている。


でも子供は作らない。


僕には昔から自分なりの幸福論ってのを持っている。
この話を人にするとよく説教をうける。
何故か僕を説得しようとする。
もしかしてちょっとおかしな論理なのかもしれない。
批判のある方もいると思いますが、どうぞお付き合いください。


僕の幸福論は完璧を望まないって事。
一つかけさせた幸せ、これが僕が望む幸福論です。


多くの人は全てを手に入れようとする。
お金、恋愛、仕事などなど欲するものは全て欲しい。
それは「欲」につながる。
得られなかった不幸となる。


僕は最初から一箇所欠けさせておく。
それが自分の子孫。
たぶん、名を残そうとしている自分にはもっとも必要な事なのかもしれない。
でも、何かを捨てる事で自分の望む事を手にしたいと思っている。


日光東照宮には「逆さ柱」という物が存在する。
わざと柱を一本だけ上下反対にして完成させている。
ようするに完璧に仕上げると、その後に待っているのは崩壊だという思想がそこにある。
理解できる。


結婚しない人、子供がいない人ってのが普通じゃないって思う人が結構多い。
普通が一番だと思っている。


僕みたいに普通の生き方を選択しなかった人の生き方は普通の人には理解されにくい。


普通に生きていて手に入れられる程、僕の望む人生はきっと甘くない。


逆に僕の活動は子供がいないからできる。
夢なんて暮らすだけだったら、邪魔な存在だ。
現実という地に足をつけた生活をしなければいけない。
人生において冒険なんてもっての他だろう。


自分の子供を見せてあげられない事は親不孝かもしれない。
その分がんばろうと思う。
親が誇らしいと思う人間になってあげようと思う。

テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

夏が終わっていく

お盆が終わると我が家の仕事は秋彼岸に向かっていく。


気分は秋です。


そのおかげか?少し涼しくなってきました。


お提灯が並べれられていた入り口付近もこんな感じで殺風景
080818_0926~01
さびしく五重の塔が残るのみ。
少し前まではこんなんだったんですがね。
080411_1953~0002
店内で季節を感じます。


今日からこの場所を改装します。
改装といっても僕一人で適当にやるだけですけども。


店の入り口付近って顔でもあるのでお洒落にしておきたいですね。


心配なのは僕の腰。
何か痛めるのが癖になったかも。
最近、変な体勢で仏壇を持ち上げると痛めてしまう。


自分の衰えも感じる季節の変わり目です。

テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

中日新聞・三河版に父登場

父記事 のコピー
僕の父親が始めて主役で記事に登場です。

三河版ですが写真入で結構大きく載っています。
ぜひごらんになってあげてください。

テーマ:お知らせ - ジャンル:その他

人と人が紡いでいく

この1週間で多くの人と出会い、また考えさせられてきました。
昨日の日記でも書きましたが、自分の事を人に伝えるという作業は自分の事を見直す良い作業です。
それをやる事で自分が進むべき道、NYで伝えるべき事が分かってきたような気がします。


2日ほど前に久米繊維のOさんからの紹介で滋賀大学の教授が僕の作品を見に来てくれました。
滋賀大がある彦根は彦根仏壇の産地。
僕と同じようなジレンマに陥った職人が沢山いるそうです。
良い物を作りたいが、良い物は売れない。
伝統を残したいが、このままでは消滅してしまうという不安。


僕らみたいな活動ができる事が幸せなんだと思う。
三河仏壇の職人同士が仲良く、親方世代も応援してくれている。
他の産地から見たら、これこそが奇跡なのかもしれないです。


300年続く伝統という物を動かす事は容易ではありません。
でも時代に必ずターニングポイントはやってきます。
船ができて、飛行機ができて、人と物の流れが簡単に海を越える。
これをピンチととるか、チャンスととるかで目指すものが変わってくる。


今までは中国からの物の流入に対抗する事ばかりをやってきた。
しかし、僕たちが目指すのは世界に三河仏壇で作られた物を流出させる事だ。
この時代は日本の枠を超える良いチャンスなのかもしれない。


また昨日、ひょんな事で知り合った大川興行さんから紹介していただいた方が僕の作品を見に来てくれました。
ニューヨーク現代美術館で松井ニット技研さんが作るマフラーのコーディネーターをやった方です。
僕らの活動や作品に興味を持っていただきました。


世界を本気で視野にいれた時、何かが変わる。
できるといいなぁって思っていた頃は世界は遠かった。
NYで個展をやろうと決め手から急に世界が身近になった気がする。


まだ僕らは可能性があるだけのグループ。
しかしNYでの個展を大きなターニングポイントにしたいと思っています。
ご期待を!

テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

自分の話す事で自分を再確認

本日はラジオの生番組&ドキュメンタリー番組の収録。
かなり語りました。


自分のやっている事を論理的に考えるには誰かに伝えるのが一番。
また自分のやっている事を他者に伝えようとする事で自分の中で再認識される。
それで自分の進むべき事、問題点が分ったりする。


伝統は伝える事。
その素晴らしさは物で残って来ました。


しかし、現代は言葉で伝える必要が出来て来ました。
伝統の背景を語る事で消費者の心をくすぐる。
確かに大切なのだろう。


三河仏壇という300年の歴史を次世代につなげるためにできる事をやらなくては。

テーマ:心のつぶやき - ジャンル:日記

作品集

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プロフィール

都築 数明

Author:都築 数明
愛知県・幸田町にある都築仏壇店に勤務。
伝統的な仏壇製造の傍ら、仏壇のすばらしさを多くの人に理解してもらおうと「アートマン・ジャパン」という職人集団を主宰し活動をしています。

ニューヨーク個展
2008.9・20〜28
Gallary SEASONS
115 Crosby Street,New York, NY 10012
Phone: 212-226-0797
http://www.seasonsintl.com/index.html

アートマン・ジャパン・オフィシャルサイト
http://artman.tv/
都築仏壇店HP
http://www.buddhy.com/m-moon/

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