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御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

ドイツ国際平和村へ行ってきました

月曜日は個展の会場となっている恵光寺さんが休館日、
ドイツでの初めてのオフでした。


それを利用してドイツで一番訪れたい場所に行ってきました。
それがドイツ国際平和村です。
http://www.friedensdorf.de/welcome3.html


仏壇を世界に伝えるという事をし始めました。
その時に仏壇が世界に誇れるという事を伝えたかったのです。
僕がたどり着いた仏壇の説明は「日本が誇る平和の象徴」が仏壇であるという事。


一番小さな社会の集団でもある家族。
そのささやかな幸せの願いを受けてきたのは仏壇。


口にするだけではなく、何か行動をおこそうと思いネットを検索。
そこで出会ったのがドイツ平和村でした。
現地の日本人スタッフの方にすぐメールして、何かしたい旨を伝えました。
まずは募金活動から行う事になりました。


イベントなどで募金箱を設置したり、トークショウを開催した時は講演料の一部を寄付してきました。


そして、そのドイツ村が個展会場でもあるデュッセルドルフからさほど遠くないという事がわかり現地を視察させてもらう事となりました。


行くまでは戦争で傷ついた子供たちの悲惨さを目の当たりにすると思っていました。
確かに手や足を失った子供、大やけどで移植をしなければいけない子供が沢山いました。
しかし、悲しい顔をしている子供はいなかった。
僕が生きてきた時間で感じる辛さ以上の悲しみを背負わされているはずなのに笑顔で僕を迎えてくれます。
僕と仲良くなりたいと近づいてきます。
こんな時にドイツ語が話せれば、何かを伝えられたのにと思いました。


ここには9人の日本人ボランティアさんが住み込みで暮らしていました。
子供たちを悲しみから笑顔に戻しています。
若い人たちばかりでした。
本当に素晴らしい人たち、スタッフも皆、素晴らしい笑顔でした。


僕は心の奥の方を掴まれてしまいました。
重要なカギが心にかかった感じです。


自分が子供たちの立場だったら生きる事に絶望してしまう。
でも生きているという素晴らしさがありました。



現場で見た事を日本で伝えなければいけないと思いました。
また多くの寄付が必要だとわかりました。
この施設に来れなかった子供たちがまだまだいると聞きました。


大きなことはできませんが、コツコツと伝えていく事にします。


案内してくださった中岡さんありがとうございました。
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