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御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

カテゴリー "仏壇デザイン" の記事

荘厳華麗な商品達5

本日もギフトショーに出展する商品の紹介です。


まずは刈谷市に店舗を構える「杉浦仏壇店」さんが考案した「三河仏壇の灯り ソーゴン・フロアスタンド」です。
フロアスタンド小
このデザインは三河仏壇の特徴の一つである「花子障子」をそのまま使わせていただいています。
17.jpg
三河仏壇の技術と三河仏壇の特徴を兼ね備えた商品です。
当然ですが照明器具はLEDです。
仏壇の塗りって熱や日光で色があせるんですよ。
そんな所にも気を使った商品です。


この商品は三河仏壇の塗り・木地の技術を使用しています。


続いては豊田市にある「豊明堂仏壇店」さんが考案した「世界は釈迦の掌の中に ソーゴン・地球儀(キューブVer)」と「世界はクロスと共に ソーゴン・地球儀(十字架Ver)」の紹介です。
四角地球儀小十字架地球儀小
一つは四角い地球儀、もう一つはその地球儀を展開図にした物です。
世界を目指すプロジェクトであるという意識がこの商品を生み出しました。
仏壇の技術で丸を作りだす事はありません。
自分達の製造技術の中から造ろうと考えた時に考案したのはサイコロ状の地球儀でした。
その結果面白いデザインの地球儀が生まれました。
手の上でコロコロと転がすのも面白いかもしれません。
蒔絵師さんも初めて世界地図を図柄にしたんじゃないかな?


この商品には三河仏壇の木地・塗り・蒔絵の技術が使われています。


これらの商品は2月1日から東京ビックサイトで開催される「ギフトショー」に出品いたします。
ブースは東4006です。
商品以外にもお洒落な仏間の提案もしております。
ぜひご興味のある方は足を運んでいただければ幸いです。


商品紹介も明日でいよいよ最後です。
どうぞお楽しみに!

荘厳華麗な商品達4

本日も東京ギフトショーで発表する新作アイテムをご紹介します。


まずは知立市に店舗を構える「高岡屋仏壇店」さんが考案した「華麗なる壁 ソーゴン・テキスタイル」です。
アートパネル
仏壇の製作技術をアートパネルにした商品です。
10cm四方の木製タイルを塗り、その上に蒔絵や金具で装飾しています。
モチーフは家紋や金魚のような和柄から骸骨とファイヤーパターンのロックな物まで挑戦的に製作しました。
僕がデザインしたので採用されたのは家紋だけだった。
残りは高岡屋さんのオリジナルデザインです。
将来はアーティストとコラボレーションしていくのも面白いかもしれないですね。


この商品は三河仏壇の塗り、金具、蒔絵、木地の技術が使われています。



続いては西尾市に店舗を構える「大和屋仏壇店」さんが考案した「唐草が永遠をつむぐ ソーゴン・唐草時計」です。
ハッソウ時計


このデザインのモチーフは仏壇の扉の閂の金具「はっそう」です。
100919_0915~01
仏壇の金具も最近ではプレス機械で作る事が多くなり、この金具のデザインはあまり見かけなくなりました。
とても綺麗なデザイン、アールヌーボーっぽいですよね。
閂の金具のデザインをほぼそのまま使って時計にしています。
仏壇のディテールがそのまま商品になった自信作の一つです。


この商品には三河仏壇の木地・塗り・金具の技術が使われています。


この商品が展示されるのは2月1日から開催される東京ギフトショーです。
全ての商品が揃って見れる機会は少ないと思います。
お時間のある方はぜひ東京ビックサイトへ足を運んでいただけると幸いです。
http://www.giftshow.co.jp/tigs/71tigsinvitation/index.htm
三河仏壇・ソーゴン・スタイルのブースは東4006です。

荘厳華麗な商品達3

本日もギフトショーで発表する商品を紹介していきます。


本日も2社の参加企業が考案した商品をご紹介します。
まずは三河地方最多の店舗数を誇る「永田や仏壇店」さんの考えた「禅なお膳 ソーゴン・箸ケース」と「美しい方はより美しく ソーゴン・フォトスタンド」です。
箸ケース小
箸ケースはデザイン的にはシンプルなスクエアー型。
アクセントに角は面を作ってあります。
フタの裏側は箸置きになっておりディテールにもこだわりがありますよ。


写真立て小
フォトスタンドは仏壇の障子の腰モッコをそのまま利用しています。
下の写真に写っている障子の下の部分が腰モッコです。
100925_1142~01
元々が仏壇装飾の縁を飾る目的の物です。
写真立てにピッタリの活用ですよね。


この2つの商品には三河仏壇の木地・塗り・金具の技術が使われています。



次に紹介するのは安城・桜井町に店舗を構える「近藤仏壇店」さんが考案した「天蓋孤独に時を告げ ソーゴン・天蓋時計」です。
天蓋時計
かなりシンプルにしていますが、デザインのベースは仏天蓋(ぶってんがい)、仏像の頭上にある特殊な傘みたいなものです。
天蓋
その天蓋の製作技術で時計を作りました。
中央の部分と文字盤になっている部分は蓮をイメージして彫刻してあります。
かなりデコラティブなデザインですので色合いはモノトーンにしています。


この商品は三河仏壇の彫刻・塗り・金箔の技術が使われています。


これらの商品は2月1日~4日まで開催される東京ギフトショーにて出品いたします。
http://www.giftshow.co.jp/tigs/71tigsinvitation/index.htm
三河仏壇・ソーゴン・スタイルのブースは東4006です。
ぜひ足を運んでください。

荘厳華麗な商品群2

ギフトショーまでカウントダウンしながら展示する商品を紹介しています。



本日紹介するのは安城市にお店を構える「橋本屋仏壇店」さんが考案したと商品と豊田市にお店を構える「平林仏壇店」が考案した商品を紹介いたします。


橋本屋さんが考案した商品は2種類「命の次に大切な物入れ ソーゴン・メモリアル・ボックス」「視線も金具も釘付け ソーゴン・TVフレーム」です。
小物入れ小
テレビフレームはまだ完全に出来ていないので「メモリアルボックス」の方を紹介します。
もともと仏壇は日本人の一番大切にしている「何か」を保管している箱です。
「何か」とは仏像のように形になっている物や思い出のように形になっていない物もあります。
自分の大切な何かを大切に保管する箱がこの「メモリアルボックス」です。
苦労して手に入れた超高級時計を大事に持っている人には、苦労して手に入れたというストーリーがあります。
それも一緒にこの箱に入れに保管しましょう。


この商品には三河仏壇の塗り・金箔・木地・金具の職人技が使われております。


次に紹介するのは平林仏壇店さんが考案した「紙屑すら高貴にする ソーゴン・ダスト・ボックス」です。
ダストボックス2
超高級なゴミ箱です。
しかもゴミを捨てる内側には金箔が押されています。
捨てるゴミは機密文書クラスになりそうですね。
平林さんはご兄弟で三河仏壇の青年部に所属しています。
お兄さんが仏壇店を弟さんが職人(宮殿師)をしています。
そんな職人の血が作ったこのダストボックスにはこだわりが一杯つまっています。
玄人もうならせる一品です。


この商品には三河仏壇の塗り・木地・蒔絵・金箔・金具の技術を使って作られています。


写真と実物では質感などは大きく違いますが、イメージは伝わりますよね。
本物を見たい方は2月1日~4日まで東京ビックサイトで開催されるギフトショーへご来場ください。
ブースは東4006です。
お待ちしています!

いよいよベールを脱いだ荘厳な商品達

昨日地元の新聞社さんを招待してささやかながら新作商品の発表会を三河仏壇の組合事務所にて行いました。
17アイテムの商品が並ぶとやはり壮観です。
ソーゴンスタイルというブランド名にぴったりな荘厳華麗な商品達です。


ギフトショーよりも一足先にコチラで商品を紹介していこうと思います。
まずは岡崎の伝馬通りにお店を構える「中根仏壇店」さんがアイデアを出した「読経スタイル i-Pad Stand」です。
iPadスタンド
i-Padを置いてないのでただの仏具みたいですが……。
縦置きにも横置きにも対応できるようなっております。
その時に少しだけ見える台の脇には蒔絵を施してあります。


デザインのベースは読経の際に経本を置く見台です。
見台
文机の上で電子書籍を読むのなんていかがでしょうか?
もちろん、経机の上においてデジタル化されたお経を読んでもオッケーかも……。
若干お経の値打ちが下がるおそれもありますが。


この商品は三河仏壇の製造技術の塗り・木地・蒔絵を使用して製作しています。



次に紹介するのは碧南にお店を構える「永代屋仏壇店」さんが考えたスマッシュヒットな商品「綺麗になる如意輪 ソーゴン・コロコロ」
コロコロ小
掃除道具のコロコロを入れる最高クラスの商品ではないでしょうか?
デザインモチーフは登高座のガンギがベースになっています。
登高座
正面の板を取り替える事でいろいろなバリエーションが楽しめるようになっています。
家紋を入れてみても良いかもしれないですね。
コロコロするのが勿体ないと思える商品です。


この商品には三河仏壇の塗り・金箔・金具・彫刻・蒔絵・木地の殆ど全ての技術を使ってあります。


ギフトショーまで少しづつ商品の紹介をしていこうと思っております。
全ての商品が紹介できるかは僕次第ですけども、極力がんばて紹介していきたいと思います。


お楽しみに!