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御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

カテゴリー "仏壇デザイン" の記事

巨大ウルトラ木魚も展示中!TCJ50セカンド

昨年の8月に開催された円谷プロ50周年企画「円谷プロ・クリエティブ・ジャム50(TCJ50)」用に制作したウルトラマンの顔をした木魚があります。
その巨大版を東京芝の増上寺で開催された向源という寺フェスで使ってもらいました。
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徳川家康が帰依していた黒本尊を安置してある安国殿で浄土宗青年会の方々がウルトラ木魚を使って人形供養を執り行ってくださいました。
荘厳な雰囲気に大感動。
TCJ50に参加してくれているクリエーターさん達も法要に参加してくださいました。
その中の方がツイッターでウルトラ木魚をアップしたら4000を超えるリツイートがあり、ちょっとビビッています。
https://twitter.com/claymanlabo/status/460998475128139776/photo/1
木魚とウルトラマンという組み合わせはありえないですからね。


実はTCJ50が現在新宿マルイメンの1階で5月7日(水)まで開催しております。
そこには巨大ウルトラ木魚もドデーンと展示されています。
日本で数人しかいなくなってしまった木魚職人さんの渾身の力作をぜひご覧になってみてください。
ウルトラ木魚のイメージが強いかもしれないですけども、凄腕クリエーターさん達が作る素敵な円谷キャラも展示販売されています。
ここでしかゲットできない商品も多々あります。
詳しくは下記のサイトでご確認ください
http://blogs.yahoo.co.jp/tsuburaya_official

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近況報告。超地元密着型の日々

何故か8月末から地元の会議ばかりに出席しています。
被災地から戻ってきた次の日の夜には、氏神さまになっている大草神社の秋祭りの会議へ出席。
今年前厄なので大祭に参加しなければいけないそうで、その打合せです。
父親の選挙の時にお世話になって人達ばかりが会議に出席されていました。
地元の祭に行くのは小学生のころ以来、今回は振舞う立場になってしまいました。
来月には40歳になるのかぁ。


8月30日には先月実施された幸田町の事業仕分けの委員会会議に出席するため幸田町役場へ。
委員会が集まって幸田町に提出する提言書を作成しました。
僕が引き受けた事業は「勤労者住宅取得事業」と「勤労者生活安定事業」でした。
2つのうち一つを不要判定に持ち込むことができました。
http://www.town.kota.lg.jp/index.cfm/15,19659,190,html(16-2参照)
それ以来、役場の担当部署の方々と気まずい雰囲気が続いています(笑)
事業仕分け委員になったおかげで、自分が住んでいる町の事業についていろいろと調べることができました。
確かに不要な事業もあるんだと気づきました。
この委員会で作成した提案書は幸田町長へ渡されて、9月議会の中で何か方向性があらわされると思います。
事業仕分けでの判定が少しでも反映されてくれれば、意義のある事をやった実感が湧くのですが、今後が楽しみです。


次の日も役場で会議です。
自分の住んでいる大草区の町政モニターに任命されていまして、年に4度ある会議がその日の午前中にありました。
事業仕分けの役場との戦いという雰囲気はなく、より良い町にする為に町民の意見を町長が直接聞くという場所ですので、僕も少しだけ要望を伝えてきました。
幸田町にある文化財の活用についてです。
親しくしている大草の浄土寺さんや深溝の本光寺さんには世間があっと驚く文化財が沢山あります。
残念ながら町が観光PRなどに活用しきれていない。
せっかく、新しい駅や旧駅の再開発などのハード面を充実させているのなら、町の魅力をPRするソフト面も充実していただきたいとお伝えしてきました。
町長には「津波被害の位牌修復ボランティア」のPRを被災地で行ってもらっていますので頭があがりませんので、優しいトーンでお伝えしてきました。
せっかくいただいた立場をちょっと活用させてもらっています。


昨日は厄年会の会議。
小学校の頃からの近所の友達と酒を飲みながら話しているとあっという間に深夜。
秋祭りのことがあまり決まらなかったけど、何とかなるんじゃないかな?


そんな中で昨日は仏壇2本配達、本日も台風の切れ目を狙って修理依頼の仏壇を引き取りに行ってきました。
NYとのアーティストさん達とのコラボ商品が完成したので海外に発送したり、埼玉から次兄一家が4日帰郷していたりして本当にバタバタした1週間でした。
1週間前に被災地に行っていたのが懐かしく思えるような仕事&会議にあけくれた日々でした。
やっと被災地でお預かりした位牌の修復作業が出来ます。

いろいろと仏壇の制作依頼がありまして

フリースタイルな仏壇を作れるのには自信がありました。
やっと他も認めてもらえるようになったのかもしれません。


現在流通している仏壇ではどうも嫌だというお客さんが僕の所へ来ていただけるようになりました。
元来、仏壇とは一本物の手作り品であるのが当たり前でした。
つまらない経済発展で仏壇も大量生産される時代になり、個性のない仏壇ばかりがあふれる事になりました。
形式だけはしっかりと守られるけど、それでよいのか?
仏壇こそ人それぞれの想いを形にすべきだと思っております。
故人の事を思えば、仏壇をこだわるのは当たり前です。
そして使う人の自分らしさも。


1年前くらいから相談を受けていた創作仏壇をお盆前に納めてきました。
お客さんが持ってきてくださった仏壇を飾る部屋の写真に素敵な李朝家具が写っていたので、李朝家具を仏壇にする事を提案しました。
お客さんが気に入った李朝家具を購入してくださり、そこの内部に仏像と位牌を飾れるスペースを作って納めさせていただきました。
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昨日は知人から古いお仏壇を小さくして欲しいと依頼されました。
100年近く拝んできたお仏壇ですので、捨ててしまっては申し訳ない。
しかし、家に置くには大きすぎる。
使える部分を残して小型にしてもらえるかという相談でした。
小さくするなんてやったことないのですが、仏壇を大切にしたいという心意気が見え隠れして、即答で引き受けてきました。


被災地のお位牌修復ボランティアをやるようになってから、以前にまして仏壇の大切さを感じるようになりました。
何のために、誰のために仏壇はあるのだろう?
僕には明確な答えが見つかりました。
そして自分のやってきたことが間違っていない事も。


僕は仏壇を作る仕事が好きです。
仏壇が持つエンドレス的な奥行のある世界。
本当に美しいと思います。


30代は自分の作りたい物をアートとして表現してきました。
10月には40代に突入します。
40代はお客さんが表現してほしい物を作っていきたいと思います。
そんな事を小さく小さくやっていきたいと思っています。

荘厳華麗な商品を作る職人達

今まで17アイテムの新商品を紹介してきましたが、今回はそれを作り上げる三河仏壇の職人チームのご紹介です。
もともと三河仏壇には8種類の職種があります。
木地・彫刻・宮殿・塗り・金箔・金具・蒔絵・組立(分かり易いように名称を変更しています)
詳しい事は三河仏壇振興協同組合のHPをご覧ください。
http://www.aiweb.or.jp/mikawabutsudan/
今回のプロジェクトでも全ての技術は網羅しております。
ただ登録上の都合で6職種のみにしています。


蒔絵を担当するのは西尾市で工房を構える村井雅樹さん。
蒔絵師


彫刻を担当するのは岡崎市に工房を構える石川博紀さん。
彫刻師


塗りを担当するのは岡崎市に工房を構える伊藤広之さん。
塗師


金物を担当するのは刈谷市に工房を構える村井義幸さん
金物師


木地を担当するのは知立市で仏壇の製造卸をしている「黎光堂」さん
木地師


以上5名です。
写真は三河仏壇振興協同組合からお借りた物を使わせていただいておりますので、本人の手ではありません。
40代~30代のバリバリ元気な職人達ばかりです。
確かな技術と柔軟な頭があるのでユニークな商品を産み出す事に成功しています。
このプロジェクトを支える何よりの武器であります。


今回のプロジェクトでは職人登録はしておりませんが、下記の職種の方々も参加しています。
仏壇の内部の屋根を製造する宮殿師
宮殿師2


金箔を押す箔押師
箔押師


全てのパーツを集めて組上げる組立師
組立師


そんな職人技が集まって生み出されたソーゴン・スタイルの商品達が揃って見られるのは明日から開催される東京ギフトショーです。
http://www.giftshow.co.jp/tigs/71tigsinvitation/index.htm
三河仏壇・ソーゴンスタイルのブースは東4006です。
ご来場をお待ちしています。

荘厳華麗な商品達6(最終回)

6回にわたって紹介してきましたソーゴン・スタイルの新商品。
本日で最後となります。


本日紹介するのは西尾市に店舗を構える「永代屋」さんが考案した「唯我独尊な牌 ソーゴン麻雀」です。
麻雀小
なんと全て手作りで作った麻雀牌です。
彫刻師が一つ一つ丁寧に彫り上げています。
現在塗りのバージョンも考案中。
絶対に丁寧に扱いたくなる麻雀牌です。
というのかじっくり見入っちゃうと思います。
今回の商品群の中で一番ユニークだと思います。
考案したのが参加メンバーの中で最年少のメンバーですので頭が柔らかい。


この商品には三河仏壇の木地、彫刻(一部塗り、金箔)の技術が使われています。


最後は僕が考案した商品です。
説明は以前ブログで書いてあるのでそちらを参考にしてください。
http://moonmmoon.blog115.fc2.com/blog-entry-757.html
僕が考えたのは「降魔退散・来福ナイフ ソーゴン・ペーパーナイフ」「ポケットの中の仏壇パーツ ソーゴンUSBメモリー」 「サラウンド木魚 ソーゴン・ヘッドホーン」の3種類です。
USBとナイフ小
ヘッドホン小
デコラティブなデザインの物なので黒一色で仕上げてあります。


この商品は三河仏壇の塗りと彫刻(一部金具)の技術を使っています。


いよいよ明後日に開催となったギフトショー。
どう評価されるか気になる所です。
良いも悪いも評価を聞いて改善していきたいと思います。


三河仏壇ソーゴン・スタイルのブースは東4006です。
ぜひお立ち寄りください。