御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

2008年02月の記事

あの世では湯気がご馳走なんです

今日は大安。
同級生の女の子の父親が亡くなり、僕の所で仏壇を買ってくれた。
配達に行ってきました。


20数年ぶりに会うと誰だかわからない。
特に僕はあまり多くの友達がいた方ではなかった。
変わった子だと小さい頃から言われていた。
でも話しているうちに記憶がよみがえってきましたけどね。


そこで亡くなった父親に何を供えてあげればいいのかって話に。


僕があの世の歩き方って本を作った時の頃に呼んだ本に書いてありました。
多分霊界のいかがわしい感じの本だったと思います。
でも妙に納得した事があります。


お供えした食べ物はあの世には届かないけど、
そこにお供えされた物から出る湯気や煙はあの世に届くそうです。
そしてその湯気こそがあの世ではご馳走になっている。
仏壇に供えた食事はご先祖様や故人が食べて減ることはありません。
かわりに湯気を食べているのです。


だからお供えするには湯気の出るものがいいそうです。


お線香の煙もきっと届いているんだろうな。


昔からやっている事ってのはきっと意味がある。
煙や湯気ってのは天に向かって昇っていき、
目に見えなくなってしまう。


見えなくなった瞬間にあの世とのつながりが出来るのかもしれません。


僕がそんな話をしたら同級生のお母さんも妙に納得していました。
この世にいなくなってしまった人とも仏壇を通じる事で繋がっている。
お供えの話をするだけでも、そんな事を実感させられるんだなぁ。


そういえば29日の金曜日はキン肉マンの日だそうです。
今日は大安、うるう日、キン肉マンの日です。
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1000万円の仏壇

半年前に注文をいただいた仏壇がやっと完成しました。
来月には納品できます。


1000万円の仏壇を購入するお客さんって超セレブな人をイメージすると思いますよね。
真逆な人です。
白の軽トラックに乗った背の低い老農夫さんです。


生活も質素です。
無駄使いをせずに貯まったお金で仏壇を注文したに違いない。


金額の事は言わないが、良い仕事をやってくれと言う。


仏壇に金をかける事は無駄だと考える人が増えていると思う。
僕は別にそれでも良いんだと思っている。


僕だって1000万円あれば、半分は車か何かを買っておいて、
残った金で仏壇を購入するだろう。
物欲ってのがまだまだ僕にもあるからね。


でも、70過ぎてから1000万円の仏壇を注文できる生き方って素晴らしいと思う。


何より息子や孫が反対しないってのが素晴らしい。
別のお客さんも同クラスの仏壇を作らせてくれる話をいただいたが、
娘が反対して立ち消えてしまった。
おばあちゃんの気持ちよりも金のが大切。
仏壇を購入する事によって家族が喧嘩してはどうにもならない。


高額な仏壇を注文できるには家族の理解が必要です。
家を大切に思う一家でなければ、無理です。


最近、よく思う事があります。
僕は作る側でしか仏壇を見てこなかったのかもしれないってね。
注文される人は何を望んで仏壇を買うのだろう?
誰かを供養する道具ではないような気がしています。
祖先の力を借りて、子孫を守って欲しいと思っているんじゃないかな?
そんな道具だと感じているんではないかな?


僕が住んでいる三河地方には巨大な仏壇を持つ家が多い。
家の一番奥に仏間があり、そこに鎮座する仏壇は家柄も象徴している。


仏壇は最後に行き着くステータスなのかもしれない。
そう思うと自分の仕事がかっこよく思えてきたなぁ。
がんばろうっと!

この気持ちを忘れない!

東京での仏壇コンテストが終わりました。
主催者から出展要請があり、参加した今回のイベント。
「業界を盛り上げる為に協力してほしい」
なんて言う主催者側の言葉に快諾して参加しました。


結局、何の賞も貰えなかった。


僕は結果を出す為に東京に行きました。
入賞すればいいやなんて少しも思っていませんでした。
大賞をとる気でいました。
それでだけの作品を東京に持っていたつもりです。

少しどころか、完全に頭1つ抜け出していた筈です。
だが結果は10個程あった賞には入りませんでした。


完全に存在を無視です。


この屈辱感には慣れては来ていましたが、久しく味わってなかったので正直ショックを受けています。
涙がながれそうでした。


僕が創作仏壇を作り始めた頃、地元の仏壇組合での冷遇。
アート活動を始めた頃、「凄いけどつまらない」と評価された。


いつも感じる。
僕が立つステージはどこなのだろう?


仏壇の世界でも、アートの世界でも、工芸の世界でも僕は異物でしかないのだろうか?


僕の情熱をどこに向ければいいのだろうか?


だが、僕は悔しさをバネにしてステージを上げて来た。
愚痴をこぼすのは僕らしくはない。
成功して見返してやるって方法こそが僕らしいんだと思う。


今はまだ無名だが、多くの人が僕を認めはじめてくれてはいる。
決して僕は絶望してなんかはいない。


僕は僕らしい所で活動をする。
僕らを笑い者にするような人間ばかりがいる場所にいてはダメなんだ。


今回のイベントにわざわざ足を運んでくれた皆さん。
アートマンメンバーの皆。
ドキュメンタリー番組製作で同行してくれたテレビ局の方。
いつも影から僕をさせてくれる都築ファミリー一同。
結果を出せずにゴメンなさい。


今回の結果をしっかりと受け入れて、僕は成長します。
誰もがリスペクトできる所まで昇って行きます。

東京で入れる仏壇に入れます

明日から開催される「こんな仏壇あったらいいなコンテスト」のために東京に来ています。


間違いなく異色な僕の作品。


関東在住の方はぜひ遊びに来てください。


面白いとおもいますよ。


会場は東京・有楽町・国際フォーラムの7階。
明日は午後3時頃には会場にいます。
14日までのイベントですのでよろしくお願いします。

雪クマ

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昨日から今朝にかけて大雪でした。
せっかく積もった雪で雪だるまならぬ雪クマを作ってみました。


400%サイズのベアブリックの梱包用ケースに雪を詰めて製作。
作っているうちに盛り上がってきて10個程度になっちゃいました。
数個は近所に人にプレゼント。


さらに大きなのを作ろうと1000%サイズのベアブリックの梱包材を取り出して、
雪をつめ巨大雪クマを作成。

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雪クマは昼前に全て溶けてしまいました。


次回雪が降った時にはもっと量産してやろうと思っています。

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京都・清水寺の参道でのお土産物で発見。
1980円の仏壇フィギュア。
思わず即購入。


ちゃんと位牌と遺影用額までついている優れもの。
引き出しだって使えるから、少量のお骨くらいも大丈夫かもしれない。


どこのメーカーが製作したのかは分からない。
箱すらなく中身だけでの販売だった。
パッケージがどんなんなのかがまた気になる商品。
髑髏マークとかついていたりしてね。


次回製作する時は僕に一言かけてほしいな。
三河型とか京型とか金沢タイプとかアイデアだすのに。


それにしても外人さんはこんなものを買っていくのだろうか?


でもこれがあればシュールなママゴト遊びができるね。
戦地におもむく息子をしのぶ母のシチュエーションとか。
法事でのワンシーンとかね。


人の事は言えないかもしれないが、何でもありだな。

5月の東京個展

5月に久米繊維工業さんのギャラリーでTシャツをメインにした個展を開催する事になりました。(詳しい日程は未定)


もちろん、武壇も展示させてもらいます。
http://kume.jp/10PiecesExhibition/index.html


慣れないパソコンでTシャツのデザインを作っております。
そこでメインとなるTシャツのデザインを現在考案中。
10パターン作る内の1つがまずは出来上がりました。


デザインモチーフは「力菩薩」というマイナーな仏。
明王という言葉が輸入される前の名前なんです。


その力菩薩に仏壇に使う道具を法具風にアレンジした物を持たせています。
まずは僕の職種「組立師」が使う「金槌」です。
どんどん出来ていくと思います。
5月の個展にこうご期待!

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