御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

2012年01月の記事

大川興業と僕の関係を少しだけ説明しておきます

なぜ僕と大川総裁が一緒に被災地に行っているのだろうと多くの人が疑問に思いますよね。
そんなエピソードを今回はお伝えします。


きっかけは東京ビックサイトで行われている「デザイン・フェスタ」というイベントに出展したことがから始まります。
アートマン・ジャパンが出展していた近くに大川興業さんが偶然出展していたのです。
ふらふらと僕が寄っていって、「えが茶ん」というお茶を購入したのがきっかけです。
http://www.okw.co.jp/shop/08.html
そこで売り子をやっていたのが「ジュエドルまりスティーヌ。」さんでした。
僕らのブースに遊びに来てくれて、総裁に報告。
総裁の心に響いたようで、若手芸人さんが取材にきてくれて、プチ交際がスタート。


名古屋でライブがあると招待してくれるようになって、総裁と急接近。
僕の個展も見に来てくれたり、いろいろと三河仏壇の現状をお伝えしていると「なんとかしなくては」と三河仏壇の伝統復興の後方支援をしてくれるようになりました。
ドイツの個展会場をサポートしてくれたのも総裁です。
その後、ジャパンブランドの支援をしてもらったりと交流が深まっていきました。


そして、去年3月に大震災が発生したのです。
総裁はすべての市町村に足を運び、そこで目にしたのは瓦礫の中にあった位牌や仏壇です。
すぐに僕の携帯に写メが送られてきて、「なんとかしてあげてください」と写真が添付されたメールがありました。
震災位牌2

総裁からのメールとこのショッキングな写真がなければ、位牌修復ボランティアは立ち上がりませんでした。
そんな発想が僕にはわかなかったと思います。


忙しい方なので一緒に被災地に足を運ぶのは数少ないですが、いつも気にかけてくれています。
位牌の痛々しい姿に誰よりも心を痛めているのが総裁かもしれません。
このまま持ち主がわからないと無縁の位牌になってしまう事を本気で心配しておりました。
情熱の半分も応えられていないかもしれませんが、細く長く一緒に続けていきたいと思っています。


津波被害の位牌修復ボランティア「SPJ」についてはこちらで。
http://www.savepray.jp/
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1月23日・24日と気仙沼の唐桑地区へ行ってきました

今年初めての東北、そして6度目の被災地訪問です。
心配していた雪もたいした影響なく無事に行って来れました。


今回は「位牌修復ボランティア」の発起人でもある大川興業の大川総裁と現地入りしました。
http://www.okw.co.jp/
総裁と一緒に行くのは一番最初に被災地に行った時以来の2度目です。
http://moonmmoon.blog115.fc2.com/blog-entry-813.html(その時の記事です)


今回は修理したお仏壇の配達に行ってきました。
僕らが作る金仏壇ではなくて、唐木仏壇だったので知り合いの福島県郡山市の業者さんにお願いして直してもらいました。
なので郡山まで新幹線で行って、レンタカーを借りて気仙沼まで行くことにしました。


人手がなかったので仏壇の配達要員として大川総裁と仏壇の依頼者にも参加してもらいました。
津波で流されたとは思えないほどきれいに復元できました。
おばあちゃんが本当に喜んでいました。
過大なる接待を受けてきました。
総裁と仏壇配達
配達日が偶然、新築の家の引き渡しだったので、先祖が呼び寄せてくれたんでしょうね。


その夜は津波被害の位牌修復ボランティアを現地でサポートしてくれている皆さんと会食。
会場は復興屋台村の中の居酒屋「より道」
120123_2022~01
こちらの女将さんは、拾得物の展示会場の唐桑体育館で写真修復ボランティアをやっていたスタッフだった方で僕も何度もお会いしている方でした。
津波で流された居酒屋を建築用のプレハブの2階に先月オープンさせたそうです。
着実に前に進んでいる姿を見れて良かったです。
また10ヶ月以上たった被災地の現状と問題点をお聞きすることができました。
とても楽しい夜を過ごすことができました。


次の日は位牌の修復を依頼していただいた方の所へ直接届けに行きました。
総裁と位牌配達
こちらのお宅は津波が1階部分まで浸水したそうです。
目の前の景色は一変。
すべてが無くなっていました。
お仏壇のある家の前の風景
半壊の家の中には津波を被った仏壇が置かれていました。
修復依頼の仏壇
なんとか直してほしいと依頼をされました。
だって津波に耐えたお仏壇ですからね。
家の修復に1年近くかかるというので、それまでにコツコツ直すことにしました。
拝む物の大切さを本当に教えてもらっています。


被災地に行くようになって仏壇に対する考え方が大きく変わってきました。
ちょっと前までは仏壇は商品であり、売れることが伝統保存となり、地域の活性化になると思い一生懸命活動してきました。
作る側や売る側の論理ばかりが自分の頭にあったと思います。
伝統を守るという正義が僕の中にありました。


被災地で津波に耐えた仏壇は高級品とは限りません。
正直、買った方が安い物もたくさんあります。
でも直したい。
それが仏壇にたいする気持ちなんです。
購入した仏壇が一番素晴らしい仏壇なのですね。


被災地に行って元気をもらうなんて言う人がいますよね。
僕の場合は供養の大切さや祖先の大切さを教えてもらってきます。
下手なセミナー行くよりも現地では学ぶことがたくさんあります。
そして自分が進むべき道も示してくれているような気がします。


また次回も勉強させてもらいに行きたいと思っています。
ありがとうございました。

明日気仙沼に行ってきます

今年最初の被災地訪問です。
そして初めての冬の東北地方……寒そうだな。


今回は津波で流されて奇跡的に残ったお仏壇の修理ができたので配達に行ってきます。
家は津波で流されて壊滅だったのに、仏間だけが綺麗に残っていて、仏壇は大きな傷もなく残っていたようです。
10月に気仙沼に行ったときに相談を受けて、そのまま車に積み込んで帰りました。


唐木仏壇だったので、僕らの技術で直せないので知り合いの業者さんが福島にいたので、その足で寄っていき相談しました。
塩水に使ったのは直せないよって言われたんですけども、事情を説明してなんとか直してもらいました。
だって津波を耐えた奇跡の仏壇なんですからね。


まさにプライスレスなものだと思います。


仏壇を直してほしいと仰ったお婆ちゃんの喜ぶ顔が明日見られると思うとなんかワクワクしてきます。


位牌も修復できた物を少しだけ持って6度目の被災地訪問に行ってきます。

位牌ボランティアを始めて100件目の依頼品が届きました。

津波被害の位牌修復ボランティア「SpJ」を立ち上げてから約半年で、目標にしていた3ケタに到達しました。
資金繰りや運営計画など考えず、被災地のボランティアセンターを回った頃が懐かしいです。
「なぜ、そんな儲かりもしないことをやっているの?」って聞かれます。
正直、自分でもわかりません。
売名行為だとか目立ちたいだけだと思われているかもしれません。
実際、そうかもしれません。
男に生まれてきたら、生きるために「恰好いい事」をやるのが当たり前だと思って生きているからです。
宵越しの金を持たないって発想と一緒です。


要するに僕は「バカ」なんですよ。
すべて勢いだけですから。


ただ、ボランティアだけは一度始めたら途中で手を降ろすことはできません。
それこそ偽善です。
この半年で支援しつづける「覚悟」だけは決まりました。
「バカ」だからできるんでしょうね(笑)


その「バカ」さ加減のおかげで、将来の進み方がやっと見えてきました。
3か年かけて会社をそちらの方向へ進めていく決心もつきました。
進む道が見えたらバカはすごい力だしますからね。
ボランティアやって本当に良かったです。


今月末にまた気仙沼の方に行こうと思っています。
自分の仕事の大切さを行けば勉強させてもらえます。

明けましておめでとうって時期じゃないか

ブログが更新していないから、入院でもしたのかと心配されたので久しぶりにアップします。


超がつくほど多忙なだけです。
フェイスブックでは多少コメントしていますので安心してください。


年末年始と怒涛のごとく短期集中型の仕事がやってきて毎日こなしていました。
某有名会社の試作品開発や某有名デザイナーさんからの発注品や某カリスマショップからのコラボ商品開発など、そして仏壇屋としての通常業務も案外激務でした。


そんな中、被災地の位牌を仕上げたり、今年は前厄で厄年会の会長をやっているので正月は神社につきっきりという何がなんだかわからない日々でした。
正月休みも結局2日間とれただけでした。
嫁に申し訳ない。


そんなわけでブログもアップできずにいました。


改めて、明けましておめでとうございます。
本年も変わりなく超アグレッシブに活動していきます。


明日は岡崎で被災地復興イベントの司会をやります。
面白い企画を考えましたので、ぜひお時間のある方はご参加ください。
ちょっと時代を作っちゃうかもよぉ。
詳しいことはフェイスブックページでね。
https://www.facebook.com/?ref=hp#!/events/222964291112308/
円福寺さんで午後7時30分スタートです。


今年もいろいろな人を巻き込んで迷惑かけていくと思いますが、お付き合いをどうぞよろしくお願いします。
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