御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

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祖霊と暮らす3DAYS

お盆という不思議な習慣。
祖霊と暮らす3DAYS。
現代社会においてもこの風習がなくなる事はない。


お盆は正式名を盂蘭盆というなんてつまらない講釈はするつもりはありません。
実際のルーツをさがすと仏教行事かも怪しくなってしまう。
だいたい仏教自体が「魂」や「霊」なんてのを認めていないのですからね。
いないはずの「祖霊」を仏教行事で迎えるってのが不思議な感覚です。


祖霊がお盆休みに戻ってくるって考え方は凄い昔からあったんだと思います。
祖霊に戻ってきて欲しいと思う気持ちは子供の里帰りを願う親のような気持ち。
七夕の日に出会う彦星と織姫みたいな感じかな。


いつの頃から「霊」に対してネガティブになったのだろう。


僕は下手な仏教書よりも「水木しげる」さんの本を読んだ方が勉強になると思います。
ある本の中の一文です。
「唯物論は科学技術の発展には有効だったが、逆に精神世界を小さくしてしまったように思えてならない」
僕も全くの同意権です。
数値や数量に表せない事は存在しないと思いがちです。
でも身近な「0」という数字だって存在はしていない。


昔から持っていた日本人の死生観は本当は朗らかな物でした。


仏壇は本当に身近な物だったはずです。
きっとそこには作法もなにもない。
祖霊とコンタクトが取れる場所として家族が集まった。
手を合わせ、見えない存在を感じていたと思います。


そんな雰囲気を作るのも仏壇の役目だったのかもしれません。
薄暗い中に蝋燭のほのかな灯火。
仏壇の前に飾られた提灯、その中で回転する走馬灯。
そして線香の香り。
長い歴史が作り上げた異空間、それが仏壇なのかもしれません。


人がある種のトランス状態に陥る工夫がされているのかもしれません。


ぜひ明日からのお盆は仏壇の前に座り、祖霊とコンタクトを試みてください。
精神世界を広げる一番の有効な手段だと思います。
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