御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

人と人が紡いでいく

この1週間で多くの人と出会い、また考えさせられてきました。
昨日の日記でも書きましたが、自分の事を人に伝えるという作業は自分の事を見直す良い作業です。
それをやる事で自分が進むべき道、NYで伝えるべき事が分かってきたような気がします。


2日ほど前に久米繊維のOさんからの紹介で滋賀大学の教授が僕の作品を見に来てくれました。
滋賀大がある彦根は彦根仏壇の産地。
僕と同じようなジレンマに陥った職人が沢山いるそうです。
良い物を作りたいが、良い物は売れない。
伝統を残したいが、このままでは消滅してしまうという不安。


僕らみたいな活動ができる事が幸せなんだと思う。
三河仏壇の職人同士が仲良く、親方世代も応援してくれている。
他の産地から見たら、これこそが奇跡なのかもしれないです。


300年続く伝統という物を動かす事は容易ではありません。
でも時代に必ずターニングポイントはやってきます。
船ができて、飛行機ができて、人と物の流れが簡単に海を越える。
これをピンチととるか、チャンスととるかで目指すものが変わってくる。


今までは中国からの物の流入に対抗する事ばかりをやってきた。
しかし、僕たちが目指すのは世界に三河仏壇で作られた物を流出させる事だ。
この時代は日本の枠を超える良いチャンスなのかもしれない。


また昨日、ひょんな事で知り合った大川興行さんから紹介していただいた方が僕の作品を見に来てくれました。
ニューヨーク現代美術館で松井ニット技研さんが作るマフラーのコーディネーターをやった方です。
僕らの活動や作品に興味を持っていただきました。


世界を本気で視野にいれた時、何かが変わる。
できるといいなぁって思っていた頃は世界は遠かった。
NYで個展をやろうと決め手から急に世界が身近になった気がする。


まだ僕らは可能性があるだけのグループ。
しかしNYでの個展を大きなターニングポイントにしたいと思っています。
ご期待を!
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