御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

仏壇は代々引き継ぐという考え

本日、仏壇のお洗濯をお願いされて引き取ってきました。


古い仏壇を直して使えるという事を知らない人が多くなってきました。
ってそもそも仏壇とは家長が引き継いでいく物なのです。


仏壇を購入する時、数百年繁栄する家になるようにと願いが込められている。
だから、昔の人は必死の思いでお金をためて仏壇を購入した。


仏壇を買うまでにはストーリーがあった。


仏壇を苦労して買った。
それを次の世代、次の世代と語り続ける事ができる家の仏壇は古い。
世代間のコミュニケーションが取れている。


今日、引き取った仏壇は江戸時代の物。
そこのおばあさんが口にするのは「昔の人が苦労して買った仏壇」という台詞。
聞くとここの家の老夫婦は貰い合わせだったそうだ。
血縁関係はないが「ご先祖」が守ってくれるという感覚は根強い。


ご先祖のストーリーが語れる家は正直すばらしいと思う。
口伝えで何世代も間語り続けてきたのだろう。


今回、僕が直す仏壇。
これでまた50年以上は使ってもらえる。
50年後もまた直して欲しいと思う。
仏壇のストーリーを語り続けていって欲しいです。
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