御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

ドイツの個展テーマ

NY個展の反省点でもある展示方法。
まずしっかりとしたテーマを作らなかったので、NYで何度も展示を変更せざるおえなかった。
そんな事がないように今度の個展はテーマに沿って展示する事にします。


ほんの数行の言葉を考えるのに数時間かかってしまいました。
改めてテーマというのが大切なんだなって気づきました。


下記がテーマとなります。


ご意見よろしくお願いします。




ドイツ個展のテーマ
「武壇一如~サムライがブツダンと出会った~」


 1704年、それはまだ日本にサムライがいた時代、三河仏壇は誕生しました。サムライがいなくなった現代でも三河仏壇は残っています。しかし、近い未来には消えてしまうかもしれません。サムライがいなくなってしまったように。


 サムライの精神の中に「剣禅一如」という言葉があります。剣の道は禅に通じるという考え方です。サムライの生き方とブッダの生き方。殺生する者、禁ずる者。全く相反するように見えるのですが、精神の座標軸にあるのはお互い「無」です。また生きる事を追求すれば必ず命がけになる。「無」を追求する人の手に剣を持つか、法具を持つかの違いなのかもしれません。
 

 サムライがいなくなって約120年、しかしサムライ魂は決して消えていません。日本人の根底に120年間くすぶり続けてきました。その意思をついだのは仏壇職人とその仲間達。サムライスタイルを祈りの造形として、また仏壇の新たな造形として誕生させました。それが「武壇一如」の作品達です。日本の2つ精神スタイル、武士道と禅、そして300年つづく仏壇製造の「格好良さ」を表現いたしました。


 金融や株など見えない物が支配する時代となった近年、やはり必要なのは祈りのような見えない力。20世紀は日本の家庭だけを守ってきた仏壇。21世紀は仏壇が地球を守っていくように、僕らは世界に発信していきます。そして300年続いた三河仏壇を次の世代へ伝えていきます。
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