御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

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何故スカルに漆なのか?

昨日塗師のito君がウルシカを持ってきてくれました。
漆黒のエゾジカは気持ち悪さがなく、逆にお洒落。
漆の黒は本当に上品だなぁ。
090313_0937~01


そもそも、なぜ動物の頭蓋骨に漆なのかというと。
この作品の展示を見たからだ。
06_obj.jpg
(写真は徳川美術館さんのをお借りしました)


徳川美術館に展示されていた漆塗りの虎の頭蓋骨。
こいつは虎退治で有名な加藤清正。
朝鮮出兵時に退治したのがこの漆塗になっている虎といわれています。
詳しくは徳川美術館のサイトでどうぞ。
http://www.tokugawa-art-museum.jp/planning/h14/03/obj06.html


日本古来の保存方法はやはり漆。
骨という物は年代とともに劣化してしまいます。
漆を塗ることで、虎のスカルのように400年以上たった現在でも保管されています。


こういった日本の伝統と出会えるのは美術館だけ。
現在だって僕らの技術で復活させる事が容易にできる。
そんな所に着目して作ったのがエゾジカの漆のスカルです。


歴史を学ぶという事は新しい事を発見する作業であったりします。
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