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御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

ドイツ滞在記・ITO伝説編

塗師のITO君は人生で2度目の海外。
日本では最強伝説を持っていても海外では最弱だったりします。


ITO君のデュッセルドルフでの滞在を紹介しなければいけないでしょうね。
前振りがITOブログで紹介されています。
どうぞ先にご覧になってから下記をお読みください。
http://fine.ap.teacup.com/artman/336.html


ITO・電車でダッシュ伝説


デュッセルドルフの町には路面電車が走っています。
ITOブログ的に書くとチ○チ○電車です。
この路面電車に乗ってライン川を渡る時は感動します。
僕らが宿泊していた場所は市街地から離れていたので、ほぼ毎日この電車に乗って移動していました。


この電車には特色があります。
加速力が抜群。
要するに急発進します。
ITO君のポリシーなのか、彼は手すりなんて物は使いません。
電車の揺れは足で踏ん張るタイプです。
しかし、彼の鍛えられていない足は路面電車の急発進には勝てませんでした。
進行方向に背を向けていたのが災いしたのでしょう。
急発進と共に僕からダッシュで遠ざかっていきました。
通常ならば1歩、せいぜい2歩ほどグラつく程度ですが、別の車両へ急ぐかのように小走りになりました。
初日に見せた彫刻師の石川さんとのコラボダッシュはとても綺麗にきまりました。
今でも脳裏に浮かびます。
急に走り出した彼らを見て驚いた地元の方の顔が忘れられません。


その後、もう一度ITO君は単独で綺麗なダッシュを見せてくれました。




ITO・過剰ビビリ伝説


それは切符を自販機で買う時の事。
この自販機ではお札も使えるタイプですが、超反応が悪い。
特にITO君が使う時はさらに輪をかけたように反応が鈍い。
何度も繰り返し出てくるお札にイライラしかけていたITO君が急に「わっ」と大きな声を上げました。
彼が驚いたのはなんとヒラヒラと舞い落ちてくる1枚の落ち葉。


ビビリすぎだよITO君。


落ち葉では怪我しないから。
日本では何事にも動じないような男が何故ドイツでは?
海を渡ると人は変わるもんです。
そういえば、普段無口なITO君がおしゃべりになっていたなぁ。
僕がドイツで見たITO君の方が素だったりするのかも。
ITO君そのものがITOブログ化していくような気がします。



おかげで楽しい旅になりました。
さらに話題を作ってくれた石川伝説もいつか公開したいもんです。
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