御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

ブランドを作る事

いよいよ三河仏壇の新たなブランド「ソーゴンスタイル」がジャパンブランドの支援を受けながらスタートします。
昨日は名古屋のコボデザインさんに総勢20名弱でお邪魔して「ブランド」とはを聞いてきました。
講師はボブ・スレーヴァさん。
デンソーやシャープのブランディングの手伝いやカーオブザイヤーの審査員もやっている凄い外人さん。
その上、ユニーク。


ボブさんの講演を要約するとこんな感じ。
ブランドが発生するには2つ理由がある。
一つはコカコーラのように購買者に良いイメージを植え付けさせる為の作戦。
もう一つはトヨタのように壊れない車という品質の良さを実証して自然とブランド化された物。


我々三河仏壇が目指すのは後者のトヨタのようなブランド。
しかし、世界的に技術などが拮抗している現代、品質の良さは当たり前になってきている。
勝ち残るには+αの何かが必要になる


現在多くの商品がコモディティ化に進んでいる。
コモディティとは日用品や雑貨感覚という意味。
車が出世や見栄の象徴だったのが、機能を重視して動けばいいと人々の思考が変化してきた。
戦後の日本では家電製品や車は憧れの存在だったが、今そう思って家電量販店や車屋さんに行く人は少ない。


仏壇でも同じ事が言える。
中国製の仏壇でも伝統的工芸品の仏壇でもお参りするにはどちらでも良い。
機能的には大差はないのだから。
大きな立派な仏壇を家に置く事が憧れだった人達が多くいた時代は過ぎていってしまった。
仏壇でさえも日用品化(コモディティ)されてきている。


ブランドが何の為にあるのかは脱・日用品化させる為にあるんです。


そのブランドを作る為に必要な事は何が自分たちの強みであるかを見つけ出す事。
そして今後未来に何をやっていきたいかを決定する事。
そのために調査や視察を行い、きっちとしたブランドイメージやコンセプトを作り出す必要がある。


以上が大体の講演内容です。
いきなりブランド論の講義をうけても理解するのは難しいと思います。
というのか、自分達が考えているブランドは氷山の一角を見て解かった気になっているだけです。


僕はアートマン・ジャパンという職人グループを立ち上げてきました。
僕がやってきたのも実際はブランドつくりです。
特に力を入れてきたのはイメージ戦略。
仏壇が死や葬儀との結びつきが強く、どうしてもネガティブなイメージとして一般の方々は考えてしまいます。
しかし、物を作る職人は多くの人びとが尊敬をしてくれます。
職人を全面的に前に押し出して、作品として仏壇を見せる事をやってきました。
時間をかけてイメージ向上はできてきたと思います。


後は売れる商品の開発とそれに伴うブランドイメージの確立です。


ブランドイメージを確立させる事が何が大切かというと消費者が解かり易くなるという事です。
シルエットや色合いを見ただけで「あのブランドの商品ね」って解かるような物が立ち上げには必要になると思います。
今後進めていくのは産業として形成されゆく事。
三河仏壇の復興、また三河仏壇がブランド化され売れ始める現象を起こす事がやはり一番大事だと思われます。


新しい商品の開発だけに視野を置くのではなく、三河仏壇という300年続く伝統工芸をカバーしたブランドコンセプトが本当に必要になってくると思います。



そんなブランドの話を聞いた後、近くの居酒屋さんに行きました。
結構面白いアイデアが出てきました。
少しずつですが、突飛もないようなアイデアが出てきています。
面白い事になりそうです。
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