御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

仏壇が作り出す利点その1(タイムカプセル編)

そろそろ講演が近づいてきたので内容を絞り込んでいこうと思い頭を整理する段階に突入です。


仏壇って物を考えた時に僕にとって一番その家が得をすると思う事の一つに世代をつなげれるという事です。
100年近く一定の場所に鎮座しつづける仏壇の引き出しはタイムカプセルみたいな物です。
多くの人は仏壇の中に宗教系の物を何でも詰め込みます。
そして入れたのを忘れてしまう場合が多いです。
そのままで世代が変わると何に使う物?って思う事が多い。
これは残そうと思って残した物じゃないが残ってしまっているケースです。


しかし、逆に考えれば意図的に子孫に何かを伝える事も可能です。
僕は仏壇に入れるといいなぁって思うのは2つあります。
家系図と自叙伝です。
僕でもそうですけど3世代(ひい爺ちゃん)くらいまでしか存在を知りません。
逆に4世代くらい下になると自分の存在すら知らない子孫ばかりになるという事です。
折角なので自分でわかる範囲で書き留めておくといいですよね。
家系図のソフトもありますし、家系図制作本も売っています。
凄い長く続いている家系はその家の誇りになります。
またそれが先祖の感謝の気持ちにもなります。
もちろん分家となって初家長の方も今から続く長い歴史の一ページに名を残しておくと良いのではないでしょうか?


さらに自叙伝もお勧めです。
要するに自分史です。
核家族化が進んでおり、世代が分裂してしまっています。
おじいちゃんの昔話が聞けない世代が本当に多くなっています。
親子関係は結構対立するもんですけども、爺孫の関係はそうでもなかったりします。
自分の生きた証を一冊の本でもファイルでもいいのでまとめてタイムカプセルでもある仏壇の引き出しにしまっておきましょう。


いつか家を建て替える時に仏壇の整理をします。
その時に子孫へって箱を見つけたら、なんか素敵ですよね。


家族の意味ってこの世で住んでいる人の集合体ではないんですよね。
時間軸を使ってつながっている過去未来にも家族は存在しています。
それを肌で感じられる仕掛けができるのが仏壇という装置だと思います。


もちろん、子供がいない人もいます。
そういう時は実家、お寺などにお願いするのもよいかもしれません。
さほど大きなスペースをとらない自分の証の場所を生前に確保しておくのもとても大切な作業の一つになるのかもしれません。
(つづく)


こんな話が聞けるイベントが11月23日に刈谷で開催されます。
詳しくはこちらでどうぞ。
http://moonmmoon.blog115.fc2.com/blog-entry-517.html
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