御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

常世(とこよ)の虫

店の駐車場を掃除していると巨大毛虫を発見。
この毛虫が僕が出版した「あの世の歩き方」の看板に引っ付いていた。
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ふと「常世の虫」の話を思い出した。
日本書紀に出てくる不老不死の虫です。
この虫はカイコの幼虫ともアゲハチョウの幼虫とも言われています。


常世とは海の彼方にあると信じられていた理想郷の事です。
その楽園に住む虫がアゲハの幼虫だと思われていました。


またE.キューブラー・ロスという精神科医は輪廻転生を蝶に例えています。
人は幼虫として生まれ、年をとりサナギになり、死を迎えると古い体を脱ぎ捨てて美しい姿に生まれ変わる。


常世はあの世とも思われています。


世界中で死を暗示する虫として蝶々や蛾が出てきます。
人は変態する虫に生命の魅力を感じたんでしょうね。
また醜い姿から美しい蝶に変わる姿は生まれ変わると取れたにちがいない。


昔の人の想像力・見えない力を普通に信じる心に脱帽です。


僕の店で見つけた巨大毛虫、きっと毒々しい蛾に変態するんだろう。
蝶よりも僕の店には似合っているかもね。


春の穏やかな日の中、きっと蝶に出会うでしょう。
蝶を見てあの世の使者だと感じると、なんとなく愛おしく思えるかも?
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