御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

未来を夢見るだけじゃダメなんだなぁって思う

来年度のジャパンブランドの計画書が出来上がり中部経済産業局へ届けました。
三河仏壇の組合を動かすという無謀な1年が無事に終了。
毎年ですが1年1年別の挑戦を続けています。
何度も何度も壁にぶち当たって、その度逃げ出さずに向き合ってきました。
そのお陰で沢山の能力を身につける事ができました。


書類作成能力・企画書作成能力・プレゼンテーション能力がそれです。
夢を他者に伝える事が出来るかどうかが実現させる第一歩だとわかってきました。
夢は語るのではなく、伝えるのです。
伝わることで夢は手の届くものになるえるはずです。


僕が活動を始めた頃は、有名になりたかった。
有名になりさえすれば商品や作品が売れるという安易な考え(でもあながち間違ってはいないと思いますが)
一時期メディアに注目されて、よくテレビや新聞に取り上げてもらいました。
そんな事を繰り返すうちに、メディアに出る事が目的のような活動となってしまっていました。
本来、三河仏壇が売れるように始めた事だったのに、変わった活動ばかりが取り上げられていました。
その頃の青臭い僕はそれで良かった。
だってテレビに出ると周りが凄いねって褒めてくれたから。
しかし現実は変わらないんだけどね。


きっと僕の考えが変わったのはニューヨーク個展を行ってからです。
ニューヨークで何一つ物が売れなかった。
1円の売上も作れなかった。
思い上がっていた僕に目を覚まさせてくれたのがニューヨークです。


しかし、物が売れないのなら何かを吸収して帰ろうと思いました。
色々なところを見て回りました。
分かったんです。
僕らの作る物は世界中の何より素晴らしい出来栄えの物でした。
それを僕の能力が殺していました。


作品を作り上げるのは作品だけではない。
背景や配置、展示方法に灯り、そしてイメージ。
それが全て総合されて作品を作り上げています。
作品が持つ力だけで異文化の中で勝負できると思った自分に気がつきました。
僕自身のおごりでした。
伝えるという事の大切さをやっとその時に気がつきました。
大きな失敗でしたが、大きな学びでもありました。
ニューヨーク以来、僕は自分から逃げ出さなくなりました。


しかし多くの寄り道を僕はします。
僕にとっては必要ですから。
大きな壁を越えるには助走が大切。
力を出す時に力をためるところを作っています。
それが「仏壇ナイト」だったりします。
いつまでも柔らか頭、画一化された人間への拒否って所です。
貴族的で乞食的な人間で僕はいつまでもいたいと思っています。
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