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御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

地元の民話「聖山のお皿様」

昔ライフワークにしていた地元周辺の民話集め。
それを情報誌にして年2度程、発行していました。


編集・取材・イラスト・記事を全て一人でやっていたのでかなりのハードワーク。
6回で現在休刊中です。
その雑誌の名前は「Buddhy My Buddy」
(ブッダは僕の親友って意味)
サイトはかろうじて残っています。
全く更新されてはいませんけどね。
http://www.buddhy.com/


その中で5月6日のパワースポットで紹介した聖山の民話を取材した事があります。
ちゃんと現地まで行って写真も撮ってきましたよ。
この山の御神体は巨大な岩。
古代から伝わる巨石信仰のひとつだと思われます。
山自体はふもとから30分程で頂上へたどり着いてしまいます。
ハイキングコースみたいになっているので簡単にいけます。


その民話です。


蒲郡市・神ノ郷の西にそびえる聖山の山頂に大きな岩がある。
その岩の真ん中に小さな窪みがあり、少しばかりの水がいつもたまっていました。
この巨大な岩を村人は「お皿様」と呼んで祀っていました。


お皿様には不思議な力があったのです。
それは雨を降らせるという力です。


村人達が祈祷に聖山を登る時には蓑と笠を身に着けていった。
雨乞いの儀式をして下山する頃には必ず雨が降ったからだ。


「お皿様にお祈りをするだけで雨が降るなんて信じられない」
そんな信心のない一人の小僧がいました。
いたずら心からだろう、小僧はお皿様の窪みに小便をしてしまった。


その小僧は血をはいて倒れ死んでしまい、お皿様の窪みは二つに割れてしまった。
それ以来、日照りにあっても雨を降らす事が出来なくなり、大変苦労するようになったという話です。


実は現代でも長い日照りにあうと、この山へ登って雨乞いの儀式を行うそうです。
人間の力では解決できない事ってのがやっぱりありますからね。


この聖山へは三河湾スカイラインからも行けます。
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