御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

「愛国消費」を読むと日本の未来像が見える

最近読んだ本の紹介です。
三浦展さんの「愛国消費」は勉強になりました。
【送料無料】愛国消費

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価格:1,260円(税込、送料別)


衝動買いを誘うようなパッケージとネーミング……すばらしい。
その誘惑に負けたのが僕です。


負けて正解でした。


日本の若者いや全世代に急激に広がる「日本好き」をテーマに書かれたマーケティングの本です。


昔の愛国という言葉は政治のプロパガンダ的な意味合いの方が強く、危険なイメージがついています。
外国の脅威から身を守るために「強い日本」へなろうとしていた時代は終焉を迎えています。
尖閣諸島などの領土問題で関係する外国の若者の熱血な愛国精神を我々日本人は冷ややかな目で見てしまいます。
テレビでコメントする大人だけが必死に熱弁をふるっているの現状でしょうね。
若者に愛国精神が無くなったのが原因ではありません。
逆に愛国精神が深くなっています。
なぜ諸外国と違って熱くならないかというと若者が抱く理想的な日本のイメージが「強さや暴力」ではないからです。
日本人は弱いのではありません。
丁寧で親切で礼儀正しい人が多いのです。
「経済的に豊かな強い国」から「礼儀正しい美しい国」へ日本人の理想像がシフトしてきているからです。
日本人が日本の文化を愛する時代になったのです。


現在日本人の中にもパラダイムシフト(価値観の変化)が大きくおきつつあります。
経済もサービスもその変化に振り回されて方向性が見出せずにいます。


我々の多くが探しているのは「日本人らしさ」です。
他の海外製品が日本中に氾濫してしまい、物を購入するだけでは豊かさを手に入れる事ができなくなっています。
自分を含めてですが、普通の消費では満足できないのです。
自分がこだわっている事への消費こそが満足できる消費になってきました。


今まで高級品だった物がコモディティ化(市販品)しています。
車は乗れればよい、テレビは見れればよいという最低限の機能で十分という時代になっています。
最新技術がふんだんの携帯電話をどれだけの人が使いこなせているのでしょうか?
これ以上の進化は人々にとって負担にしかならなくなってきている可能性があります。


日本の文化を愛する日本人が増えるという事は僕のやっている事へ大きな後押しとなります。
日本文化こそが日本人の誇りとなる時代の到来です。
日本文化や伝統技術をどうにかビジネスと結びつける事さえできれば、より多くの日本人が日本を愛する事になるでしょう。
僕が目指すのはそこです。


今後の日本の進むべき道のヒントが盛りだくさんの一冊です。
書店でぜひ購入してみてください。
伝統関係の人にはぜひ!
勇気をもらえる一冊です。
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