御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

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仏壇業界に圧倒的に足りない物

昨日、時間が作れたのでゆっくりと業界新聞を読む事ができました。
毎年1月には業界の方々から集められた意見などを集約する記事が載っています。
今後の展望などを見ていると、実に真面目というのか硬い。
宗教用具を作っているせいもあるんでしょけどね。


そして毎年同じ事が書かれている。


例えば、もっと仏壇の素晴らしさをPRすべきだとか。
若者の仏教離れに手を打つべきだとか。
産地表示を義務づけるとか(これは進んでいるようです)。
僕もどれも正しい意見だと思います。


しかし、つまらない。
僕がこの業界に圧倒的に足りないのは「ユニークさ」だと思います。
伝統が素晴らしいとか、仏教が素晴らしいと言う考えを一生懸命消費者に押しつけようとしています。
そんな事をすれば余計に状況が悪くなるような気がします。


人は楽しい所に集まって来ます。
面白い事やってるなぁって思われる事で注目をされます。
普通に伝統仏壇を一生懸命作ってきた頃とアートマンを立ち上げて一風変わった仏壇を作り始めた頃との注目度の差は歴然です。
年間に500枚くらい名刺を作らなけばいけないくらいに、人との交流も増えました。


伝統だと言う事がプライドを作り上げてしまうのかもしれません。
物つくりの原点はやはり「楽しい」が基本だと思います。
なぜ楽しいかといえば、ちょっとした遊び心が物作りにはあるからです。
その遊び心こそが職人の粋な部分で、消費者からみるとユニークな部分だと思います。
仏壇彫刻の龍の中にドラえもんがこっそりと彫られていたら面白いでしょ。
逆にそんな事をやる事で仏壇に興味がわくって人もいますからね。


伝統はそうやって人々から好かれて今まで生き延びてきたんです。
仏壇を含む伝統産業には数多くの問題が蓄積されています。
そんな物に一つ一つ取り組んでいたら病気になっちゃいます。
まずは自分達が面白い、これなら買うわって思う物を作る。
そしてこんなの作ったんだって世の中に自分達の口で伝える。
聞いた誰かが購入してくれる。
こんなサイクルを作り出せさえすれば伝統は復興すると思います。


それを実践するには「会話時間」を増やす事だと思います。
僕がアートマンを立ち上げた頃は職人メンバーと毎週深夜近くまで酒を飲みながら語ったもんです。
(その頃酔っぱらったメンバーを送迎してくれていたのが伊藤君です。今でも頭があがりません)
多くは僕のワガママ的な物つくりでしたが、語り合う時間は本当に多かったと思います。
そして驚異のスピード感も。
短期間の間に物凄い沢山の商品が作り出されました。
ちょっと発表が早かったのか、世の中がついて来れずにほとんど在庫状態ですけども(笑)


そのスタイルは三河仏壇の青年部に移行しようとしています。
独りよがりだったアートマンでの物作りを反省して、ちゃんとマーケット調査をして商品開発なんて正統派な形でプロジェクトを進めてきました。
青年部部長になって2年、やっと本日ジャパンブランドで作り上げた商品が全て揃います。
波乱万丈な2年間でした。
多くの人と出会い、自分でも驚くほどの量の本を読み、貫くべき時には自分の信念を曲げずにきました。
視野を広げる事ができた2年間だったと思います。


まずは第一ステージが終了。


実は第二ステージが物凄い事になりそうです。
誰がきいてもワクワクする事が待っています。
お楽しみにね!
ユニークさしか作ることのできない現象を実践していきますのでね。
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