御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

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仏壇業界で起きている事

現在仏壇業界は大きな分岐点に差し掛かっています。
仏壇販売において公正取引委員会から下記のサイトのような意見が上がっています。
http://www.butudan-kousei.com/info.pdf
仏壇販売に関する消費者からのクレームを防ぐために基準を定めようとしています。
どんな業種でも悪質な人はいます。
そんな人のとばっちりを伝統産業はうけようとしています。


ある一定のルール決めは良い事だと思いますが、仕入れ商品と伝統的工芸品の仏壇が同じ枠の中に入る事で問題が生じています。
国が定める「国産品」の枠組みの定義は以下の通りです。


仏壇の製造工程(木地、宮殿、彫刻、錺金具、塗装、金箔押、蒔絵、組立・仕上げ)のうち、木地、塗装、金箔押、組立・仕上げの4工程すべて及び宮殿、彫刻、錺金具、蒔絵のうち1工程以上が日本で施工されたものが国産品である
http://www.butudan-kousei.com/idea.pdf
↑詳しくは別表4をご覧ください。


分かりやすく言うと宮殿(屋根)、彫刻、金具、蒔絵の内1つだけ使っていれば、残りは海外製品を使っても「国産品」という表示ができるという事です。
全体の工程51%以上が国内で制作されていれば「日本産」の資格を手に入れる事ができるというのが役所が決めた素案です。


この国は自国の伝統を守る気はないんでしょうね。
力の強い国内メーカーの方を守りたいんだと思います。


伝統を守る職人の声は国の姿勢と共に諦めに変わっていってしまいます。
国に見捨てられていく伝統……。
国内にその職種に携わる人間の尊厳は少ないからで切り捨てられてしまいます。
多数決で決めていくのなら、この国からマイナー文化は全て消えていくでしょうね。


これが僕らを取り巻く業界の環境です。
だからこそ成功例を作り上げる必要があります。
そのために今のプロジェクトを成功させて伝統的な仏壇作りを世の中に見直させてやろうと思います。



それにしても仏壇に海外製の部品を使いながら日本製だと言う事に消費者は戸惑わないのかな?
仏壇って家電製品とかじゃないんだからさぁ。
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