御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

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118cmの仏壇を118cmの仏間に入れる

そんな事無理です。


半年前に、家を新築するので離れの小屋に仏壇を移動してくれと依頼されました。
そして本日無事に家が完成。
仏壇を離れから新築の家に移動しに行きました。


仏壇と同じ寸法の仏間には仏壇は入りません。


仏間のない家が増えて、設計をする機会があまりないんでしょうね。
こんな常識を知らない人が家を設計する時代なんですね。


仏壇は扉を開け閉めします。
仏壇が美しいのは扉の角度が30~45度の角度になるが開いた時です。
全く同じ寸法の仏間に仏壇が仮に入ったとしても扉は開きません。


その上、この仏間には襖が取り付けてあって、更に間口が狭い。


最近、仏間のない家が増えてきています。
住宅事情を考えるといたしかたのない事だと思います。
でも仏壇をたんなる物として捉え、
仏間を収納スペースだとして捉える考え方はどうかと思います。


家は生きている人が住む場所です。
でも生きている人だけが住む場所ではないと思います。
数は少なくなったかもしれませんが、祖霊と一緒に住む事をとても大切にしている人もいます。
もう少し仏壇をリスペクトしてくれるようになればいいのになぁ。


きっと、この家の仏間を直す事はないでしょう。
仏間に合わせて仏壇に簡単な改造を施す事になってしまうと思います。


けっして設計士さんだけが悪いんではない。
横のつながり、情報を提供できない仏壇屋の環境も悪いんでしょうね。
このブログを偶然見た人がもし仏間を作る時に少しだけ覚えておいてください。
仏間のサイズは仏壇を開けた時の寸法を参考にしてください。


そうしないと立派なお仏壇の値打ちが半減してしまいます。
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