御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

1月23日・24日と気仙沼の唐桑地区へ行ってきました

今年初めての東北、そして6度目の被災地訪問です。
心配していた雪もたいした影響なく無事に行って来れました。


今回は「位牌修復ボランティア」の発起人でもある大川興業の大川総裁と現地入りしました。
http://www.okw.co.jp/
総裁と一緒に行くのは一番最初に被災地に行った時以来の2度目です。
http://moonmmoon.blog115.fc2.com/blog-entry-813.html(その時の記事です)


今回は修理したお仏壇の配達に行ってきました。
僕らが作る金仏壇ではなくて、唐木仏壇だったので知り合いの福島県郡山市の業者さんにお願いして直してもらいました。
なので郡山まで新幹線で行って、レンタカーを借りて気仙沼まで行くことにしました。


人手がなかったので仏壇の配達要員として大川総裁と仏壇の依頼者にも参加してもらいました。
津波で流されたとは思えないほどきれいに復元できました。
おばあちゃんが本当に喜んでいました。
過大なる接待を受けてきました。
総裁と仏壇配達
配達日が偶然、新築の家の引き渡しだったので、先祖が呼び寄せてくれたんでしょうね。


その夜は津波被害の位牌修復ボランティアを現地でサポートしてくれている皆さんと会食。
会場は復興屋台村の中の居酒屋「より道」
120123_2022~01
こちらの女将さんは、拾得物の展示会場の唐桑体育館で写真修復ボランティアをやっていたスタッフだった方で僕も何度もお会いしている方でした。
津波で流された居酒屋を建築用のプレハブの2階に先月オープンさせたそうです。
着実に前に進んでいる姿を見れて良かったです。
また10ヶ月以上たった被災地の現状と問題点をお聞きすることができました。
とても楽しい夜を過ごすことができました。


次の日は位牌の修復を依頼していただいた方の所へ直接届けに行きました。
総裁と位牌配達
こちらのお宅は津波が1階部分まで浸水したそうです。
目の前の景色は一変。
すべてが無くなっていました。
お仏壇のある家の前の風景
半壊の家の中には津波を被った仏壇が置かれていました。
修復依頼の仏壇
なんとか直してほしいと依頼をされました。
だって津波に耐えたお仏壇ですからね。
家の修復に1年近くかかるというので、それまでにコツコツ直すことにしました。
拝む物の大切さを本当に教えてもらっています。


被災地に行くようになって仏壇に対する考え方が大きく変わってきました。
ちょっと前までは仏壇は商品であり、売れることが伝統保存となり、地域の活性化になると思い一生懸命活動してきました。
作る側や売る側の論理ばかりが自分の頭にあったと思います。
伝統を守るという正義が僕の中にありました。


被災地で津波に耐えた仏壇は高級品とは限りません。
正直、買った方が安い物もたくさんあります。
でも直したい。
それが仏壇にたいする気持ちなんです。
購入した仏壇が一番素晴らしい仏壇なのですね。


被災地に行って元気をもらうなんて言う人がいますよね。
僕の場合は供養の大切さや祖先の大切さを教えてもらってきます。
下手なセミナー行くよりも現地では学ぶことがたくさんあります。
そして自分が進むべき道も示してくれているような気がします。


また次回も勉強させてもらいに行きたいと思っています。
ありがとうございました。
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