御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

僕が物を作る時、コンセプトが大切なんだ

僕が物を作る時からなず企画書的な物を作ります。
小物みたいな物は勢いで作ることがありますが、それは例外。
理由は2つ。

1つは制作に携わる職人が多いから。
アートマンで作った物だって最低でも宮殿師、彫刻師、塗師、箔押師が携わる。
必要に応じては金具、蒔絵の職人さんにも参加してもらう。
いつも作っている仏壇ならば阿吽の呼吸で作れるのだけども、変わった物はそういうわけにもいかない。
図面やミニチュア模型なんかを作成して、面倒がる職人さんに「作ってもらう」というスタイルが常なのだ。

2つ目は作品に仏壇の雰囲気がどうしても出てしまうから。
僕にとっては仏壇の技術の応用であるのだが、多くの人は変わった仏壇を作っていると思っている。
その中には「仏壇を冒涜している」と直接怒られることもたまにある。
そういう方々にしっかり説明できるように制作する意義などをちゃんと答えられるようにしてある。
反骨心を持ったアーティストなら批判も成功なのだろうけども、僕は通常仏壇屋をやっている。
度を超えた批判は仏壇屋としての評判も落としてしまう。
それもマズいです。

その企画つくりをする癖が気が付けば自分の物つくり哲学を構築する事になったようです。
また企画を考えることでディテールにも意識がいくようになりました。
でもそんな事を毎回やっていると感覚的なものが鈍くなる。
それで廃棄する仏壇のパーツを使ったジャンクアートを始めたりした。
企画を作って職人さんたちと物づくりするのも面白いし、自分の感性で作るのも面白いと思う。
感性で作っているけども作った後で結局企画書的な物を作成してしまう。
やっぱり僕の物づくりにはコンセプトが大切なんだろう。

今後は仏壇の臭いがする作品たち、デザインの影響をうけたものたちを紹介していければと思っている。
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