御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

豪華と上品 金箔のことを考える

仏壇には当然ですが、金が使われます。
小学校の生徒が授業で仕事場の見学に来ると金箔体験してもらうんですが、尋常じゃない興奮をする。
子供の反応は単純で面白い。
確かに金の使ってあるものって日常にそうないもんね。

金って使いすぎると豪華なんだけど下品に見える時がある。
しかし、豪華で上品にさせることもできる。
特撮ヒーローでバージョンアップした姿の物は金を使って強さを演出したりしている。
色で言うと最上級が金なんだろうね。

昔、遊びで「金箔に落書き」という商品を作ったことがある。
せっかく職人さんに綺麗に押してもらった金箔の板にひっかき傷を作って絵をかいてしまうっていうくだらない商品だ。
金箔の板に「運」と書いたり、「う○こ」の絵をかいて金運アップのキーホルダーとして販売したりした。
数個だけしかつくらなかったのですが、ジワジワと売れた覚えがある。
作っている自分がバカらしいと思って今では作ってないのだけど。
伝統工芸の技術が素晴らしいという発想が普通の世界にいるので、その技術を使った駄洒落商品はインパクトがあったのかもしれない。
金の板の上に書かれた「う○こ」の絵は上品なのか下品なのか分からない。
でも駄なのは間違いない。

駄な発想は結構日本人は好きだと思う。
でも発表する勇気が案外ない。
タブーなんだろうね。
僕だって10年前だったら作らないし、そんなの作っている人いたら怒れちゃうと思うからね。
いつも言うんだけど、僕のやっている事を主流にしたいと思っていない。
本流という伝統工芸があるので、僕のやっている支流が生きるし、面白いと思ってもらえる。
ただそれだけ。
だから駄でいいんです。
本流である仏壇つくりはちゃんとやっているからね。
120525_1836~03
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