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御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

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怪獣供養について

 新しい物は作る作業と同時に作った物をどう使ってもらうかを考えるのは凄い大切です。
特に斬新な物を作ると「面白いね」で終わってしまい、ビジネスにつながらない。
当然ながらメディア露出での宣伝効果は期待するのだが、発表する物が売れないのでは物づくりは続かない。
ウルトラ木魚もそうだ。
ウルトラ木魚をどこで使ってほしいかを作ると同時に提案していた。
それが「怪獣供養」である。

 日本人は供養を大切にする。先祖供養から始まり、針供養などの不要になった道具の供養もする。
それだけではないアニメや特撮のなどの実在しない存在まで供養する。
例えば「あしたのジョー」の力石徹はお寺で法要をやっている。
それだけではない「北斗の拳」のラオウも法要を行い、数千人が焼香に訪れた。
魂が宿るはずのない2Dのキャラクターですら死したら手を合わせるのが日本人だ。
そして忘れてはいけないのは供養をしているのは主人公のライバルや敵だった人物である。
この日本人が持つ情け深さは特異な物であるが、大切にしたいと僕は思う。

 ウルトラ木魚を作った時にリアルな「怪獣供養」をしてほしいと思った。
実相寺監督がウルトラマン35話で子供たちに伝えたかった命の大切さは供養という行為で伝わるはずです。
供養を宗教行為ではない「今までありがとう」を伝える行為である。
そして「ありがとう」が言える最後のチャンスである。
子供たちがウルトラマンと戦わせた玩具の怪獣。
きっと一度も怪獣達をウルトラマンに勝たせてあげなかっただろう。
最後手放す時に供養という形でお礼を伝える事ができればいいと思う。
その木魚の形がウルトラマンだったら子供たちは喜んで木魚を叩くだろう。
深い意味は大人になってから分かればよいと思う。

物事は口にすることで実現する。
4月には東京芝の増上寺(浄土宗本山)で実施された向源というイベントでウルトラ木魚を人形供養で使ってもらった。
http://www.huffingtonpost.jp/kohgen/ultra-mokugyo_b_6381150.html*ハフィントンポストさんの記事
そして8月のお盆期間中には円谷プロがプロデュースする「怪獣酒場」でウルトラ木魚を使った怪獣供養を実施してくれた。
http://www.kaiju-sakaba.com/information/information.php?id=39
そして僕の気持ちは少しでも理解してくれる人がいる。
当初は1カ月限定の発売だったが全国から注文をいただいた。
その多くはお坊さんだ。
そして子供たちに叩かせたいと僕にお話ししてくれた。
お寺と子供をつなぐコミュニケーションツールとしてウルトラ木魚は存在してもいいと思う。

なお、次回ウルトラ木魚は2015年1月7日から仙台三越さんで開催されるTCJ50にて展示販売されます。
2月には京都にも巡回していきます。

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*画像は怪獣酒場での怪獣供養を行った時の物です
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