御駄物な話

伝統的な技法を駆使して天上天下唯我独特なデザインを生み出す駄な物づくり哲学

魔人仏具Z

 僕の最初のキャラクターコラボは「マジンガーZ」でした。
僕が生まれて1年後にテレビ放送された巨大ロボットアニメです。
最終回で機械獣にボロボロにされるマジンガーZ,それを助けに現れるグレートマジンガーの圧倒的な強さは衝撃的で今でも覚えています。
また超合金なる玩具がでてきて、その質感と重さが子供の憧れとなりました。
僕も欲しかったのだが、3人兄弟の末っ子の僕にそんな高価な物が回ってくるはずもなく、近所の一人っ子の家に行って遊ばしてもらっていました。
そんな憧れのマジンガーZも僕たちと共に成長して、2012年に40周年を迎えることになりました。
知り合いを通じて何かマジンガーZっぽい作品を作って欲しいとお願いされて製作したのが、魔人仏具であります。

120610_1159~02

マジンガーZのコンセプトは操る人間の意志によって「神にも悪魔にもなる」スーパーロボットです。
コンセプト自体が宗教や哲学的なにおいがする。
わりと仏壇とマッチするかもしれないと思いました。
色合いも黒メインだし、漆で表現できるような気がした。
それに元々、漆塗のロボット型人形「クロート」というのをアートマンの頃から製造していたので、それを改良した物なら直ぐできると思い、仏壇の金具などを組み合わせて作りました。

 マジンガーZは兜甲児が操縦するパイルダーという乗り物と合体して動き出します。
僕はパイルダーの代わりにキャンドルを置けるようにしました。
なぜなら、その当時東日本大震災から一年が過ぎたころで灯りや祈りという物を人々が大切だと考えていたからです。
「神にも悪魔にもなれる」場所にキャンドルを備えて、心に安らぎを与えることのできる物になればと思いました。

 光子力で動く超合金Z製のロボットという子供が聞いても良くわからない原理で動く不思議な巨大ロボ。
スペシュウム光線とか光子力ビームとか意味わからないけど凄い強力な武器の響きを持っている。
悪を退治するのはやはり光だっていう共通認識があるのかもしれない。
キャンドルの光は悪を退治するほど強くはないけど、その揺らめく炎の姿は心を強くしてくれるような気がする。
この魔人仏具は40周年イベントの最中にどこかに消えてしまい、行方不明となっています。
神になって昇天したのだと僕は思っています。


別の作品だけど、T9Gさんの作ったマジンガーZに作品提供したのもあります。
森の中の精霊ってイメージで作りました。
121201_1508~02
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。